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精進料理

食育に国が予算を出し、県や市町村も食育に力を入れだした。食材や食事のあり方が子供たちだけではなく、大人も含め、心身の健康状態に影響することがはっきりと分かって来た。

食や運動がメタボリックシンドロームに良否を及ぼしていることが話題になり、また、メタボの大掛かりな無料検診が各地で始まっている。このメタボが高血圧 や心筋梗塞、脳疾患だけでなく、死亡率の最も高い生活習慣病などの疾患に関係しているからなおさらなのだろう。
ジャンクフードの怖さや食育の必要性が問われるときだから、家庭での食生活が重要実を持ってきたと問いえるのだろう。
食の大切さや自然農法の素晴らしさは、小学生の頃より両親の会話から感じ取っていた。食に関して、子供ながらに興味を持ったことを想い出す。

元々人一倍病弱だった両親や私は、食の改善によって、先ずは、健康を取り戻すことが出来た。だからこそ健康に重要な影響を及ぼす食を、何の懸念もなく重要視してきたと思う。

一般的なグルメとは違って、健康によいと言われる自然農法や食材、そのような料理には遠方であっても時間を割いて出かけることを惜しまなかった。中でも、 精進料理は全国各地に仕事柄出かけた折、地元の人に聞き出し、食べに行くのが楽しみだった。従って、四十数年の間には、精進料理を食べる機会にかなり恵ま れたように思う。

「精進料理紀行」や「永平寺の心と精進料理」の本に出会い、改めて精進料理の歴史的伝統や食文化を作り出した其の奥行きの深さ、食の重要性に感銘させられた。

メタボや生活習慣病の代表であるガンによる死亡数は増加の一途をたどっている。このような時代だからこそ、精進料理から学ぶ食の必要性を痛感させられる。精進料理を知れば知るほど、今まで余りにも心無く食事をしていたことを申し訳なく、また、恥ずかしくも思う。
「精進料理紀行」の著者(藤岡良、元新聞記者、ジャーナリスト)は、「精進料理って野菜ばかりなんでしょ?おいしんですか」 の質問にこう答えている。

『「予想をはるかに上回る美味しさだよ。なぜかというと・・・・・・」言うまでもなく寺の料理は、殺生を禁ずるため、肉・魚を使わない。中略・・・ところ が、数多くの寺を歩いた印象としては、料亭に引けをとらない完成度を感じる。よくよく考えれば、食事の支度係、禅宗では典座(てんぞ)(寺の厨房のことも こう呼ぶ)と表現するが、これは極めて大切な修行で、10年、15年と続けるから、腕前も板前さん顔負けなのはうなずけるうなづける。素材が限られている がゆえに工夫の度合いは並大抵ではない。料理の基本たる「うまみ」、いわゆる「ダシ」も、動物の骨や魚からとるわけにはいかないから、こんぶや椎茸をはじ め多くの野菜や海草などをじっくり煮込んで引き出す。完成度の高さは必然とも言える。椎茸・大豆・こんぶなどを一晩、二晩と水に浸けてとったダシ汁の豊か な味わいに思わず声をあげたのは、一度や二度ではない・・・』

こう書いている。著者の藤岡良さんに、自宅で数回、自らがつくってくれた精進料理をご馳走になったが、・・・今になって、そうとも知らずに、気楽に食べていたことを申し訳なかったと思う。

藤岡良氏は書いている。
『食事の前々日くらいから準備を始める必要に迫られることもある。また、そこまで手をかけた膳であるから・・・

つづく

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